タスク管理がさらに加速する!マニャーナの法則について詳しく解説します!その1

こんにちは!ひばちです。

 

突然ですが『マニャーナの法則』という言葉をご存じでしょうか?

マニャーナの法則は、2007年に出版されたマーク・フォスター著『マニャーナの法則』で紹介された仕事術のことを指します。

 

ちなみに2016年には、改訂版として『仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則・完全版』が出版されております。

 

このあまり耳馴染みのない、とてもユニークな名称の書籍。

しかし、実はタスク管理を実践する上で、とても重要な用語や概念が多数登場するのです。

この記事で詳しく解説していきましょう。





マニャーナの法則とは?

「 マニャーナ(mañana)」 とはスペイン語で「明日」という意味、「明日やる」を基本にすることで、仕事を完全に終わらせる画期的な方法です。

─仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版(以下、同書引用)

 

マニャーナの法則は、簡単に言えば以下の2つの原則に従い仕事を処理していく方法です。

原則1:新しく発生した仕事は「明日やる」を基本にする

原則2:クローズ・リストを使う

 

ただ、現時点でこの意味を理解することは中々難しいと思います。

まずはこの記事で、原則1を紐解いていきたいと思います。

 

 

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理性の脳と衝動の脳

初めは「脳」のお話です。

「マニャーナの法則」本書(以下、本書)では、人間の脳には「理性の脳」と「衝動の脳」の2種類があると言います。

〝理性の脳〟とは政府です。体全体を動かす計画や規則を作っています。人生設計、生活改善、適度な運動、健康的な食事……こうした計画を立て、実行を指示するのが〝理性の脳〟の働きです。

〝衝動の脳〟は考える脳ではありません。本能に従って、直感的・反射的に反応するのみです。仮に〝理性の脳〟が作った計画があったとしても〝衝動の脳〟は、そんなものは考慮しません。〝衝動の脳〟にとって問題なのは「危険かどうか?」ただそれだけです。

 

スケジュールを立てたり、TODOリストを作ったり、目標を立てたりするのは、理性の脳が行っています。

ただ、必ずしもそれが予定通りに行かないのは、衝動の脳が反応的に行動を起こそうとするからです。

 

理性の脳と衝動の脳は、拮抗すると衝動の脳が優位に立つようできています。

なので、計画通りに物事を進めるためには、理性の脳が優位に立てるようなシステムを、外部に組み上げる必要があります。

 

 

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仕事と距離を置く「バッファー・ゾーン」

「距離を置くこと」そして、そこで「仕事の整理をすること」が優れたシステムの基本になるのです。

 

衝動の脳は、衝動的かつ反応的に私たちを動かそうとします。

ですので、理性の脳を優位にさせるためには、「反応的に動かないような」仕組みで自分を守る必要があります。

 

そのためのシンプルな方法が「仕事と距離を置くこと」です。

 

「距離を置く」と言うと誤解を招くかも知れません。

ここでの距離が意味することは、仕事やタスクが降りかかってきても、すぐに反応せず「一度考えるだけの時間」を確保するための距離のことです。

 

この距離のことを、本書ではバッファー・ゾーンと呼んでいます。

 

 

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「本当の仕事」に着手する

「本当の仕事」とは、目標に近づくための仕事です。そのためには、あなたの能力すべてを使わなければなりません。つらい困難にぶつかることもあるし、限界にチャレンジする必要もあります。ときには「もう嫌だ」と思うこともあるでしょう。

 

バッファー・ゾーンを取ることで、衝動の脳よりも理性の脳を優位に仕事を進めることができるようになります。

その最大のメリットは、本当の仕事に着手しやすくなるということです。

 

本書では仕事には、2種類あるとされています。

忙しいだけの仕事本当の仕事です。

 

忙しいだけの仕事は、単に手を動かしているだけだったり、本質をとらえていない仕事です。

衝動的、反応的に仕事に取り掛かっている時、そのほとんどが忙しいだけの仕事になりがちだと言います。

 

本当の仕事に着手するためにも、バッファー・ゾーンが必要なのです。

 

 

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効率=創造力 × 整理

「タスク管理」やTODOリストを使った仕事術に対して、ネガティブな印象を持つ方も少なくありません。

その最たるものが「創造力をなくすのではないか」というものです。

 

しかし、本書では、仕事の効率を以下の式で表現しています。

効率 = 創造力 × 整理

 

ここでいう「整理」は、部屋やデスクを綺麗にしておくとか、書類をファイリングしておくという意味ではありません。

仕事をするにあたり、創造力を最大限に発揮するために、考えや情報を一旦整理しておくという意味です。

 

創造力が豊かな人であっても、そのアイデアを形にするために一度落ち着いて整理する必要があります。

タスク管理やTODOリストの作成も、整理の一つです。

 

これらは、創造力をなくすものではなく、むしろ創造力を最大限に発揮するために行われるものです。

そのためにも、どんな状況でも仕事やタスクに対して、距離を置くことが大事になってきます。

 

その仕事との距離(バッファー・ゾーン)の中で、整理を行うことが望ましいのです。

 

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全ての仕事を「明日やる」

さて、ここまでの話では、「理性の脳」を優位にさせ、「本当の仕事」に着手して創造性を発揮するために、「距離を置くこと(バッファー・ゾーン)」の重要性を説いてきました。

では、具体的にどう意思決定すれば良いのか。

 

まず本書では、全ての仕事の緊急レベルを3種類で捉えています。

緊急レベル1 今すぐ
緊急レベル2 今日中に
緊急レベル3 明日やる

 

あなたの仕事の状況を思い出してみて下さい。

その日降りかかってきた仕事、もしくは抱えている仕事が発生したタイミングでは、この3種類のどれに分類されるでしょうか。

 

当然、「今すぐ」対応する必要がある仕事も、「今日中に」仕上げなければならない仕事もあるでしょう。

しかし、冷静に考えてみると、発生したタイミングでは「明日やる」で間に合う(むしろ早い)仕事が大多数を占めるのではないでしょうか。

 

「マニャーナの法則」の根底にあるのは「明日まで待てないほど、緊急な仕事はない」という考え方です。ポジティブに表現すれば「1日に発生する仕事を集めて、必ず次の日にやる」と言い換えられます。つまり、常に仕事に1日分の「バッファー・ゾーン」を設ける考え方なのです。

 

マニャーナの法則の原則1「新しく発生した仕事は『明日やる』を基本にする」とは、まさにこのことを指しています。

「理性の脳」を優位にさせ、「本当の仕事」に着手して創造性を発揮するために、「距離を置く(バッファー・ゾーンを作る)」。

そのために、最も良い仕事への意思決定は、「できるだけ『明日やる』」ということなのです。

 

すべての仕事を「明日やる」のカテゴリーに入れるのが理想です。そうすれば、仕事の計画が事前に立てられるからです。要は「仕事に必要以上の緊急性を与えない」こと。「明日やる」で問題がない仕事は、「今日中に」する必要はまったくありません。どんな仕事も、まずは「明日やる」ことにするのが正解なのです。

 

 

 

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この記事のまとめ

この記事では、マニャーナの法則の概要と、原則1『新しく発生した仕事は「明日やる」を基本にする』を中心に解説しました。

  • 理性の脳と衝動の脳
  • バッファー・ゾーン
  • 効率=創造力×整理
  • 忙しいだけの仕事と本当の仕事
  • 今すぐ、今日中、明日やる

 

本書に出てくるこれらの考え方は、タスク管理を実践していく上で、重要な視点になります。

タスク管理ツールを導入したり、仕事を管理しようとして「何となく上手くいかない・・・」と感じているのであれば、本書を一度読んでみることをお勧めします。

 

次回は、タスク管理を実践する上で、個人的に最も重要な概念の一つである、原則2「クローズリストを使う」について解説したいと思います。

 

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