アウトライン・プロセッサ【タスク管理キーワード辞典】

ひばちです。
今回はタスク管理用語「アウトライン・プロセッサ」について説明します!




アウトライン・プロセッサとは

「アウトライン・プロセッサ(Outline Processer)」とは「アウトラインの作成と編集に特化したツール」のことです。

「アウトライナー(Outliner)」とも呼ばれます。

 

アウトラインを効率的に編集・操作するための機能を持っており、専用ソフトとして独立している場合、ワープロやエディタの機能の一部として組み込まれている場合などがあります[1]

 

 

アウトラインプロセッサの機能

アウトライン・プロセッサには、3つの機能があります[2]

  1. アウトラインの表示:アウトライン(入れ子状になった箇条書き)の構成で、テキストを表示する
  2. アウトラインの折りたたみ:特定の階層より下位の項目を非表示にする
  3. アウトラインの組み替え:マウスやキーボード操作で項目の並び順を変える

 

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アウトライン・プロセッサとタスク管理

タスクを管理する際、「プロジェクトとタスク」「タスクとサブタスク」など、階層構造を取ることが多くあります。

そのため、階層構造の扱いに長けたアウトライン・プロセッサは、タスク管理ツールとして活用されることが多々あります。

 

タスク管理の専用ツールを使う場合と比較して「自由度の高さ」が利点に挙げられます。

「タスクでないもの」や「要素の流動性」などを、柔軟に扱うことができます。

一般的なタスク管理アプリは「タスクでないもの」をうまく扱えないのです。
タスク管理アプリは、最初からタスクを書くようにできているからです。
結果的に、タスクを書くべき場所に漠然とした思考の断片を書いてしまうことになりがちです[2]

タスクだと思っていた行動が思っていたよりも複雑で、実際には複数のタスクからできている(つまりプロジェクトである、あるいはサブタスクを持ったタスクである)ことに気づくことはしばしばあります。(中略) タスクを書く場所、プロジェクトを書く場所という枠がはめられていると、この要素の流動性をうまく扱えません[2]

 

逆に、プレーンテキスト等のツールと比較すると、構造的であることが利点になります。

「自由度は残したいが、あまり自由だと手間が掛かる」といった折衷案で活用される場合も多いです。

 

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参考書籍

[1] アウトライナー実践入門

 

[2] アウトライン・プロセッシングLIFE