皆さん、やればすぐ終わるような「ちょっとした仕事」先送りしちゃうことありませんか?
難しくないけど「あとでいいや」って先送りして、そのままやらずに後で大変なことに…ってパターン、多いんじゃないでしょうか?
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解説動画(YouTube)
音声解説(stand.fm)
【仕事術図鑑#2】ちょっとした仕事を先送りしてしまう人のための仕事術
先送りに効く「呪文」
ちょっとした仕事を先送りしないための「呪文」、覚えておいてほしいワンセンテンスがあります。
「ご一緒にポテトはいかがですか」
例えば、メインに「ハンバーガー食べたいな」と思っていて、そのついでにポテトも…ということってありますよね。
仕事も同じイメージでやればいいんです。
つまり、ちょっとした仕事を「大元の大きな仕事にくっついてくる」おまけ感覚でやってしまおう!というのが、私なりの解決方法です。
例えば、出張などで外出して、立て替えでお金を払ったら、帰ってきてすぐに経費精算の申請をするようにしています。
経費精算の申請は、ちょっとした仕事だから「今やらなくてもいい、後でいい」と思ってしまいがちです。
その「今やらなくてもいい」が溜まりに溜まり、結局「めんどくさいの山」になってしまいます。
そこで、ちょっとした仕事を「メインの仕事のおまけ」という感覚でやると、大元の仕事をやっている時の勢いを利用した「慣性の法則」が働くんです。
きっかけも何もないところから「経費精算しなきゃ、どっこいしょ!」とやるより、遥かにやれる確率が高いと考えています。
仕事への意欲が一番高い瞬間
ところで、仕事に対する意欲が一番高いのは、いつだと思いますか?
発生してから時間が経つと、その仕事をやろうという意欲はどんどんなくなります。
それは、「時間が経つ=締め切りに近づいてるから」なんです。
そう考えると、一番意欲が高いのは「締め切りから一番遠い、その仕事が発生した瞬間」ということになります。
経費精算だったら、「会社に帰ってきた瞬間」がまさにその時なんです。
「お疲れ様です」と帰ってきて、すぐに経費精算の伝票を印刷して、印鑑を押して、経費精算書類を入れるボックスに入れます。
これらを一連の動作としてやりやすくする工夫もしています。
例えば、うちの会社だとエクセルのフォーマットを使って経費精算書類を作るんですが、プリントアウトするだけでも自分なりの経費精算ができる雛形を作りました。
こうした工夫で、「ついで程度でできますよ」感を出しておくと、スムーズに一連の動作ができるようになります。
これは別に経費清算だけの話ではありません。
どうでもいいと思う仕事を「後でもできる」と先送りすると、だんだんやる気がなくなっていくんです。
しかもどうでもいいと思っているので、「やらないでもいいや」という気持ちがその分とても多くなるんです。
重要じゃない小さい仕事は「後回しでもいい」という考えはよくあります。
間違いではありません。
すぐできるのであれば、「重要じゃない小さい仕事こそ、先にやっといた方がいいな」という実感が自分の経験としてはあります。
そもそも本当に「小さな仕事」なのか?
さらに、その仕事が本当に「どうでもいいこと」「小さな仕事」なのか?と考えるのも大事です。
「時間がかかりそう」「手間がかかりそう」と分かった時点で、どうでもいいことじゃなくなります。
そのためにも、「どうでもよさそうに見える仕事なんだけど、実際やるとしたらどうなんだろう?」と自分なりに手順を作ってみるのは大事です。
手順書を作ってみて、例えば一つ二つの手順しかなくて、しかもそれぞれ手間もかからないんであれば、自分の「これはどうでもいい仕事だな」という感覚は当たっていて、それそれで一安心です。
でも、思ってもみなかったぐらいに手順が複雑で多くて「誰かを動かさなければいけない」といったことが分かった時点で、「どうでもいい仕事」という予想は外れているわけです。
だから、仕事というのは本当にちょっとしたものなのかどうか、手順書を想定して確認したほうがいいと思います。
まとめ
ということで、まとめると以下のようになります。
- 大きい仕事と一緒にしてしまうことで、大きい仕事の「慣性の法則」で、小さな仕事もその勢いで完了できることが多い。
- そもそもそれ本当に小さい仕事なのか?と手順を書き出してみて確認してみよう。
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