【考え方を伝授】「タスク管理ってメンドクサイ」の乗り越え方

こんにちは!ひばちです。
ここで問題です。タスク管理を始めるにあたって、最大の敵は誰でしょう?

 

会社の上司?一緒に住む家族?

それとも、割り込みタスクでしょうか?

締切や時間でしょうか?

 

答えは「『メンドクサイ』という自分自身の気持ち」です。
  • タスク管理を始めたけれど、どうしても面倒が勝つ
  • やろうと思ったことが、中々続かない
  • タスクを目の前にすると、面倒に感じて動けない

 

そんな状況の方は、少なくありません。

しかし逆を言えば、この「メンドクサイ」という感情を味方につけることができれば、あなたのやりたいことや続けたいことが実現できるということでもあります。

 

この記事では、誰もが心の中に飼っている「メンドクサイ」を乗り越える方法について、考えていきます。




「メンドクサイ」は正常な反応

さて、そもそも「メンドクサイ」という感情は、一体どういう類のものなのでしょう?

 

一般に、面倒と感じやすいケースとしては、以下のようなものがあります。

  • やろうと思っていることの前に、別のやるべきことがある時
  • 二度手間で、不毛である(価値がない)時

 

具体的には、次のような場面です。

  • 市役所で手続きをしようとしたら、書かなければいけない書類が沢山出てきた時(書くのがメンドクサイ…)
  • 家電製品を使おうとして、説明書を見たら、ものすごく細かく書かれていた時(読むのがメンドクサイ…)
  • 一度作った書類のデータが保存されておらず、またイチから作らなければならない時(また作るのはメンドクサイ…)

 

こういう状況で私たちは、「メンドクサイ」と感じます。

 

加藤俊徳 著『「めんどくさい」がなくなる脳』によると、以下のような解説があります。

「めんどくさい」は、言うなれば「脳からのメッセージ」です。どんなメッセージかというと、「これから脳に負担がかかりそうだ」という危機メッセージです。
─ 加藤俊徳 『「めんどくさい」がなくなる脳』 SBクリエイティブ(2017)

 

そう、「メンドクサイ」という感情は、いうならば脳が正常に動いている証拠でもあります。

確かに、非効率さや不毛さ・自信のなさ・わずらわしさを感じた時に、私たちは「メンドクサイ」という感情を持ちます。

 

「メンドクサイ」という感情は、必ずしも悪いものではありません。

実は人間に備わった、とても優秀な「非効率なこと発見アンテナ」なのです。

このセクションのまとめ

  • メンドクサイは、脳からの危機メッセージ
  • メンドクサイという感情は、悪いものではない
  • むしろ、優秀な「非効率なこと発見アンテナ」

 

やらないことで被る面倒

人が「メンドクサイ」と感じた時、2つの選択肢があります。

 

一つは、「メンドクサイ」から「やらない」という選択です。

  • お風呂に入るのが「メンドクサイ」⇒「入らない」
  • 宿題をやるのが「メンドクサイ」⇒「やらない」

という選択が、こちらに該当します。

 

もう一つは、「メンドクサイ」から「やらずに済むよう、別の行動を取る」という選択です。

  • 毎回行う雑務が「メンドクサイ」⇒「マニュアルを作る」
  • メールを文面を書くのが「メンドクサイ」⇒「辞書登録する」

 

見て分かる通り、後者の選択を取る方が、より生産的な感じがします。

別の行動も、見た目は「メンドクサイ」ものばかりです。

 

実は、私たちは結構「メンドクサイこと」を、日常的に進んで行っているのです。

  • 部屋の掃除をしたり・・・
  • 書類を書いて提出したり・・・
  • 明日の持ち物の準備をしたり・・・

 

これらの「メンドクサイ」ことは、「別のもっとメンドクサイこと」を避けるために行っていませんか?

  • 部屋が散らかる方がメンドクサイので、掃除をする
  • 納期に間に合わないとメンドクサイので、書類を提出する
  • 忘れ物があるとメンドクサイので、明日の持ち物を準備する

 

そう、私たちは「より面倒なことを避けるため」であれば、「メンドクサイこと」に着手することができるのです。

このセクションのまとめ

  • 「メンドクサイからやらない」より「メンドクサイから改善する」と考える
  • メンドクサイことは、別のメンドクサイを避けるためになら行える

 

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タスク管理と「メンドクサイ」

さて、タスク管理の話に戻ります。

タスク管理には、色々と「メンドクサイ」作業があります。

  • タスクを書き出す
  • 次の行動を考える
  • ツールやノートに整理する
  • 定期的に振り返る

 

なぜ、こういった作業を行う必要があるのでしょうか?

 

それは普段、仕事やプライベートにおける「やること」を頭の中だけでやりくりしていると、多くの面倒なことが起こるからです。

  • 大量のやることを抱え、重要なことを忘れてしまう
  • 途中まで覚えていても、思い出すべきタイミングで思い出せない
  • 手順を忘れ、ミスが多発する
  • 準備が不十分で、非効率な二度手間が増える

 

こういった状況が多発するようであれば、これらの「面倒」を避けるために、タスク管理を行う、という選択肢を取ることになります。

  • 頭の中だけで整理するのは難しいので、書き出す
  • やることを全て覚えておくのは難しいので、ツールに入れる
  • 方向性を見誤らないよう、定期的に振り返る
  • 準備の時間を十分に取る

 

いわばタスク管理は「面倒を先取り」して、結果的に「より大きな面倒を避ける」ための技術ということができます。

別の捉え方をすれば、イニシャルコスト(最初の段階に掛かる労力)に注力することで、ランニングコスト(継続して掛かる労力)を減らすイメージです。

 

このセクションのまとめ

  • タスク管理は、確かに「メンドクサイ」作業が多い
  • タスク管理は、「メンドクサイ」を先取りする技術
  • より大きなメンドクサイを避けるために、タスク管理を行う

 

まとめ:「メンドクサイ」を乗り越えるために

タスク管理は、はじめのうちは非常に「メンドクサイ」と感じるものです。

しかし、実践が習慣になれば、本当にあなたを困らせる「メンドクサイ」が起こらなくなるかも知れません。

 

「メンドクサイこと」を実際に行動に移すためには、「どんなメンドクサイを避けるために行っているのか」を意識することが重要です。

とは言ってもはじめのうちは、ただメンドクサイが勝ってしまうこともあるでしょう。

 

チームタスクペディアでは、そんな「メンドクサイ」を乗り越えるための色々なサポートを用意しています。

 

「一人ではどうしても『メンドクサイ』が勝ってしまう」という方は、こちらのサポートを利用してはいかがでしょうか?
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