今回はタスク管理用語「アーカイブ」について説明します!
アーカイブとは
タスク管理における「アーカイブ(Archive)」とは「タスクを削除するのではなく、見えなくする」処理のことを指します。
具体的には、メインのリストではない保管庫のような場所を作り、そこに移動する動作を指します。
アーカイブが使われる場面
受信箱(インボックス)やメインのリストに大量のタスクが並ぶと、選択や集中が難しくなります。
そのため「今は不要な情報」は間引く必要があります。
「削除する」という方法が最も簡単ですが、「削除はしないが、見えない場所に移動する」という選択肢がアーカイブです。
デジタル媒体では大量のデータを蓄積することが可能なため、削除するよりも保管庫に残しておく方が有用な場合が多いです。
アーカイブの利点
削除するのではなく、アーカイブする利点としては以下のようなメリットがあります。
再利用、再参照ができる
削除していないため、再度必要になった場合には再利用や再参照が可能です。
検索ができる
(デジタルの場合に限られますが)大量のデータが投げ込まれるため、参照する際には検索が主に用いられます。
その他、タグやラベルの機能を用いて、探しやすくする工夫をする場合もあります。
手放すことへのハードルが下がる
捨てる訳ではないため、手放すことのハードルが下がります。
この利点はとても大きいもので、手放すハードルが下がるということは、より重要なことに目を向けやすくということに繋がります。
アーカイブが使われているツール
Googleが提供しているメールソフト「Gmail」や、タスク管理ツールである「Trello」では、機能として実装されています。
その他
広辞苑での意味
①古文書・記録文書類。また、その保管所。古文書館。
②コンピューターで、関連のある複数のファイルをまとめること。また、まとめたもの。まとめる際に圧縮されることが多い。
クラウド・データセンター用語集|IDCフロンティア
アーカイブとは保存記録や公文書という意味をもつ英単語ですが、コンピュータ分野におけるアーカイブは、消してはいけないデータを長期保存するために、専用の保存領域に「安全にデータを保存すること」をいいます。
整理術への活用
モノの整理術においても、不要かも知れないモノを入れておく箱を用意する技術は有効です。