タスク管理がさらに加速する!マニャーナの法則について詳しく解説します!その3―実践編

こんにちは!ひばちです。
前回は2つの記事に分けて、マニャーナの法則の概要を解説しました。

 

マニャーナの法則その1

こんにちは!ひばちです。   突然ですが『マニャーナの法則』という言葉をご存じでしょうか? マニャーナの法則は、2007年に出版されたマーク・フォスター著『マニャーナの法則』で紹介された仕事術のことを指します。 […]

マニャーナの法則その2

こんにちは!ひばちです。 前回は、マニャーナの法則の概要について解説しました。   マニャーナの法則とは、2007年に出版されたマーク・フォスター著「マニャーナの法則」で紹介された仕事術のことです。 […]

 

今回は、実際に仕事で活用するための運用方法について解説していきます。




マニャーナの法則を実践するステップ

マニャーナの法則は、2007年に出版されたマーク・フォスター著『マニャーナの法則』で紹介された仕事術です。

 

マニャーナの法則では、以下の2つの原則の組み合わせで、仕事を進めていきます。

原則1:新しく発生した仕事は「明日やる」を基本にする

原則2:クローズ・リストを使う

 

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この2つの原則を、実際の仕事のフローに当てはめると、次のようなステップになります。

ステップ1:今日、新たに発生した仕事を集めておく

ステップ2:仕事を類別する


ステップ3:類別した方針に従って、翌日まとめて処理する

 

例えば、メールの処理。

 

基本的にメールは場当たり的に処理していることが多いと思います。

マニャーナの法則に従うと、今日届いたメールは、基本的に明日(次の日)処理します。

 

具体的な手法としては、

  1. 昨日の日付のメールを、処理用の別フォルダに移動する
  2. フォルダの中の分だけを、その日に処理する
  3. 次の日も①と②の同様の手順を繰り返す

だけです。

受信箱がオープンリストだとすると、処理用のフォルダがクローズリストの役割を果たします。

 

書類の処理についても同様です。

その日受け取った書類を、処理用のファイルに移しておいて、次の日にファイル内の書類だけを処理していきます。

 

「明日やる」を基本にし、「クローズリスト」を使って処理する。

これがマニャーナの法則の運用なのです。

 

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タスクダイアリーを用意する

上述したように、マニャーナの法則に必須となるツールは「クローズリスト」となる媒体だけです。

 

仕事上のタスク全般を、マニャーナの法則で処理する際には、クローズリストになり得る媒体を用意する必要があります。

この「タスク」における「クローズリスト」を、『マニャーナの法則』本書(以下、本書)ではタスクダイアリーと呼んでいます。

 

タスクダイアリーは、1日1ページのタスクリストです。

紙媒体でもパソコン上のメモでも、スマートフォンのアプリでも構いません。

 

ページが分かれていて、日付が書けて、タスクが書ければ、それはタスクダイアリーなのです。

例えば、メモ帳の1つのページ左上に今日の日付を書けば、十分機能するタスクダイアリーになります。

 

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マニャーナの法則をタスクに活用する

タスクダイアリーを使ったマニャーナの法則式の仕事の処理方法は、次のようなプロセスになります。

 

1.とりあえず普段通りに仕事をすすめていきます

タスクダイアリーを既に使っている場合は、今日のページを見ながら仕事を進めていきます。

 

2.新たにタスクが発生したら、タスクの緊急度を考えます

  • 今すぐ
  • 今日中
  • 明日で間に合う

 

3.緊急度によって、行動を起こします

  • 今すぐ:すぐにやってしまいましょう
  • 今日中:タスクダイアリーの今日のページにタスクを書き込みます
  • 明日で間に合う:タスクダイアリーの翌日のページにタスクを書き込みます

 

4.1日の最後に、翌日のページの最終項目の下に線を引きます

明日の仕事がクローズされ、ここまでやれば終わりになります。

 

5.次の日も、1~4の手順で進めていきます

「集めて」「線を引いて」「翌日に処理する」

 

これがマニャーナの法則の基本姿勢です。

集めたものに線を引き、基本的に明日やると決めることで、仕事との間にバッファー・ゾーン(余裕)を作ることができます。

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もう一つのツール「デイリータスクリスト」

上記がマニャーナの法則の基本フローになります。

 

ただ、職種によっては「毎日同じように処理する仕事」が多く発生する場合もあるでしょう。

その場合は、一回一回タスクダイアリーに書き込むことが面倒になるかも知れません。

 

本書で推奨しているのが、そんな繰り返しのタスクを書き込む別の媒体「デイリータスクリスト」の活用です。

 

デイリータスクリストは「毎日行う仕事のチェックリストです。

  • デスクを掃除
  • 開錠や施錠
  • 日報

など、必ず毎日行う仕事は、探してみれば結構あるはずです。

 

実際に活用する場合には、繰り返しのタスクはデイリータスクリストで処理し、単発のタスクはタスクダイアリーで処理していきます。

 

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まとめ

マニャーナの法則は、2つの原則を用いて、仕事との距離「バッファー・ゾーン」を確保しながら仕事を効率的に処理していくための方法です。

そして必要なツールは「タスクダイアリー」と補助的な「デイリータスクリスト」だけです。

 

基本的には「明日やる」。

そして、一度線を引いて「クローズリスト」にしてから、処理していく。

この仕事の手法を身に付けることは、仕事に限らずあらゆる状況でも対処が可能になります。

 

以上、3回に渡って、マニャーナの法則を解説してきました。

この仕事術の考え方を身に付けて、ストレスなく仕事を進めるためのタスク管理をブラッシュアップしていきましょう!

 

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