今回はタスク管理用語「セクション」について説明します!
セクションとは
「セクション(Section)」とは、「分割された部分」を意味する言葉です。
タスク管理においては、以下の意味で使われます。
- プロジェクトやタスクなどをリスト化した際に、視認性を持たせるために付ける区切りのこと。
- TaskChute®における、1日を時間帯に分けた時の区切り。
区切りとしてのセクション
プロジェクトやタスクは、リストに羅列した際に項目が多過ぎると、視認性に難を感じることになります。
その為、区切りを付けて見やすくしたり、把握しやすくしたりする仕組みがセクションです。
TaskChute®におけるセクション
TaskChuteにおけるセクションは「時間帯を分ける区切り」を意味する言葉として使われます。
「9:00~10:00」「10:00~12:00」など、大まかに時間帯を区切った上でタスクを配置していくことになります。
TaskChuteの仕様から、区切ったセクションにアルファベットを付けて「Aセクション」「Bセクション」などと呼ばれます。
もしくは、単に「朝のセクション」「出勤前のセクション」などと呼ばれることもあります。
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1日で実行するタスクを並べると、終了時間等のイメージが付きづらいため、中間地点の区切り(マイルストーン)として用いられます。
また、時間帯を区切って終了予定時間を意識することになるため、パーキンソンの法則を打破するのにも有効な手段となります。
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タスク管理全般においても、時間帯でタスクを管理することは有用なため、セクションの考え方を活用することができます。
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時間帯と適するタスク
人間の心身にはサーカデイアンリズムがあり、時間帯によって適するタスク、適さないタスクがあるとされています[1]。
1日の計画
⇒ 朝方(8:00~10:00)
論理的な判断を必要とするタスク、認知的作業
⇒ 判断力がピークに至る午前中(10:00~14:00)
短期記憶や計算能力、注意を必要とするようなタスク
⇒ 体温が高い夕方の時間帯(16:00~20:00)
筋運動を伴う身体を使うタスク
⇒ 体温が高い夕方の時間帯(16:00~20:00)
集中力を必要とする課題
⇒ 朝の早すぎる時間帯は避ける
⇒ 深夜を過ぎると、集中力は大きく低下する
⇒ 未明の時間帯(0:00~3:00)は、他の時間では起こらないような判断ミスが起こりやすい
また「朝目覚めてからの 3時間」は、脳の働きがよく最も活発に働く「ゴールデンタイム」と呼ばれます。
厳密には「誰にも邪魔されない朝の時間、つまり家を出るまでの時間」がゴールデンタイムとされます。
朝一番の脳は、昨夜までに蓄積された記憶が一度リセットされ、新たな情報を受け入れる準備が整っている状態と言われます。
今まで自分ができていなかったことや、これからやりたいと思っていた新たなことに挑戦する最適な時間帯だと言われます[2]。
参考書籍
[1]「時間の使い方」を科学する
[2] 脳HACK大全
[3] なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか?