バレットジャーナル【タスク管理キーワード辞典】

ひばちです。
今回はタスク管理用語「バレットジャーナル」について説明します!




バレットジャーナルとは

「バレットジャーナル(Bullet Journal)」とは、ライダー・キャロル(Ryder Carroll)さんが考案したノート・手帳術のことです。

「箇条書き(バレット;Bullet)」をベースに、自分なりのモジュールを組み合わせて作る「日誌・日記(ジャーナル;Journal)」です。

 

元は注意欠陥障害(ADD)を抱えながら、自らの思考を整理するために作られたノートが基礎となっています。

 

 

バレットジャーナルの用語

ラピッドロギング

「ラピッドロギング」は、バレットジャーナルを書くための基本的な言語(形式)です。

「書きたいことを、シンプルに素早く書く」という目的で使われます。

 

以下の4つの要素(トピック・ページ番号・短文・バレット)で構成されています。

  • トピック:シンプルに短く書かれたタイトル
  • ページ番号:ノートの端に書かれた通しの番号
  • 短文:メモしたい内容を客観的な短文で書く
  • バレット:箇条書きの項目を示す、行頭の印

 

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バレットの種類

  • タスク(実行可能なもの):ドット(・)
    • X:完了したタスク
    • >:移動したタスク
    • <:予定に入れたタスク
  • イベント(日付が重要となる項目):まる(○)
  • メモ(情報・アイデア・考え・知見など):ダッシュ(-)
  • 記号:箇条書きに追加の意味を与える
    • 重要なこと:アスタリスク(*)
    • ひらめいたこと:エクスクラメーション(!)

 

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モジュール(コレクション)

バレットジャーナルは、いくつかの組み立てユニット(モジュールと言います)を組み合わせて構成されます。

4つの基本的なモジュールを「コアコレクション」と呼びます。

インデックス

ページを簡単に開くための索引として使われます。

何かを書き込む時には、必ずタイトルとページ番号を書き込むようにします。

 

フューチャーログ

数ヶ月後に予定していることや、いつかやりたいことを書き留めておくページです。

インデックスの次の見開きページに数ページ用意されます。

 

デイリーログ

上部にタイトルとして日付を記入したページです。

日中に発生したタスクやイベント、メモをラピッドロギング記法で記入していきます。

普段、書き込むページがここになります。

 

マンスリーログ

見開きページを使用し、左側を「カレンダーページ」、右側を「タスクページ」とします。

  • カレンダーページ:その月の全ての日付と曜日を書いていきます(14日の月曜日なら「14月」)。
  • タスクページ:その月にやろうと思っていることや、前月から移動してきた未完タスクを記入します。

 

カスタムコレクション

4つの基本モジュールの他に、「関連性のあるアイデアを自由にまとめたもの」をモジュールとして自由に追加できます。

例としては以下のようなものがあります。

  • 読みたい本リスト・読んだ本リスト
  • やりたいことリスト
  • 習慣トラッカー(習慣化したい項目を、毎日チェックして記録するもの

 

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マイグレーション(移動)

一度書き込んだ内容を、別のページに移動させることを「マイグレーション」と言います。

大抵は、毎月の月末に、新しいマンスリーログを作る際に実施されます。

 

同じタスクやイベント、メモを何度も書き直すことになりますが、移動させると同時に頭の中を整理したり、自分と向き合うことができる効果があります。

また、新しい月のマンスリーログを作成したり、カスタムコレクションを組み上げることを「セットアップ」と言います。

 

参考書籍・リンク

バレットジャーナル公式サイト「入門ガイド」(英語)

バレットジャーナル公式サイト「入門ガイド」日本語訳(非公式)

バレットジャーナル 人生を変えるノート術