今回はタスク管理用語「バレットジャーナル」について説明します!
バレットジャーナルとは
「バレットジャーナル(Bullet Journal)」とは、ライダー・キャロル(Ryder Carroll)さんが考案したノート・手帳術のことです。
「箇条書き(バレット;Bullet)」をベースに、自分なりのモジュールを組み合わせて作る「日誌・日記(ジャーナル;Journal)」です。
バレットジャーナルの用語
ラピッドロギング
「ラピッドロギング」は、バレットジャーナルを書くための基本的な言語(形式)です。
「書きたいことを、シンプルに素早く書く」という目的で使われます。
以下の4つの要素(トピック・ページ番号・短文・バレット)で構成されています。
- トピック:シンプルに短く書かれたタイトル
- ページ番号:ノートの端に書かれた通しの番号
- 短文:メモしたい内容を客観的な短文で書く
- バレット:箇条書きの項目を示す、行頭の印
バレットの種類
- タスク(実行可能なもの):ドット(・)
- X:完了したタスク
- >:移動したタスク
- <:予定に入れたタスク
- イベント(日付が重要となる項目):まる(○)
- メモ(情報・アイデア・考え・知見など):ダッシュ(-)
- 記号:箇条書きに追加の意味を与える
- 重要なこと:アスタリスク(*)
- ひらめいたこと:エクスクラメーション(!)
はじめまして。でろこと申します。 今回はアナログでのタスク管理手法のひとつであるバレットジャーナルについて、自分のやり方を紹介させて頂きます。 難易度:★☆☆ 色々なアプリを試してみてもデジタルツールでのタスク管理が続[…]
モジュール(コレクション)
バレットジャーナルは、いくつかの組み立てユニット(モジュールと言います)を組み合わせて構成されます。
4つの基本的なモジュールを「コアコレクション」と呼びます。
インデックス
ページを簡単に開くための索引として使われます。
何かを書き込む時には、必ずタイトルとページ番号を書き込むようにします。
フューチャーログ
数ヶ月後に予定していることや、いつかやりたいことを書き留めておくページです。
インデックスの次の見開きページに数ページ用意されます。
デイリーログ
上部にタイトルとして日付を記入したページです。
日中に発生したタスクやイベント、メモをラピッドロギング記法で記入していきます。
普段、書き込むページがここになります。
マンスリーログ
見開きページを使用し、左側を「カレンダーページ」、右側を「タスクページ」とします。
- カレンダーページ:その月の全ての日付と曜日を書いていきます(14日の月曜日なら「14月」)。
- タスクページ:その月にやろうと思っていることや、前月から移動してきた未完タスクを記入します。
カスタムコレクション
4つの基本モジュールの他に、「関連性のあるアイデアを自由にまとめたもの」をモジュールとして自由に追加できます。
例としては以下のようなものがあります。
- 読みたい本リスト・読んだ本リスト
- やりたいことリスト
- 習慣トラッカー(習慣化したい項目を、毎日チェックして記録するもの)
こんにちは!先日バレットジャーナルについて記事を書かせていただきました、でろこと申します。 今回の記事では、前回日々の運用に特化したため説明出来なかった、バレットジャーナルの基本のコレクションについて紹介いたします[…]
マイグレーション(移動)
一度書き込んだ内容を、別のページに移動させることを「マイグレーション」と言います。
大抵は、毎月の月末に、新しいマンスリーログを作る際に実施されます。
同じタスクやイベント、メモを何度も書き直すことになりますが、移動させると同時に頭の中を整理したり、自分と向き合うことができる効果があります。
また、新しい月のマンスリーログを作成したり、カスタムコレクションを組み上げることを「セットアップ」と言います。
参考書籍・リンク
バレットジャーナル公式サイト「入門ガイド」(英語)
バレットジャーナル公式サイト「入門ガイド」日本語訳(非公式)
バレットジャーナル 人生を変えるノート術